「トライアンフ スピード400の最高速って、実際どれくらいなんだろう?」「400cc単気筒で高速道路を走って、追い越しや120km/h区間でも余裕はあるの?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
スピード400は398ccの単気筒エンジンを搭載する軽量なロードスターです。見た目はクラシカルですが、最高出力40PS、電子制御スロットル、トラクションコントロール、ABSなどを備えており、中身はかなり現代的ですよ。
先に結論をお伝えすると、トライアンフはスピード400の最高速を公式には公表していません。そのため「公式最高速は165km/h」といった言い方はできません。
一方、海外メディアの実走レビューでは、十分な直線で加速させた際にリミッターに当たる前でメーター表示が約170km/hに達したという報告があります。ただし、これはあくまで車両のスピードメーター上の数字です。メーター表示とGPSなどによる実速度には差が生じる場合があるため、「実速170km/h」と考えるのは避けた方がいいでしょう。
そして購入を考えている人にとって、本当に重要なのは最高速そのものよりも、100km/h前後で余裕を持って巡航できるのか、120km/h区間で苦しくならないのか、追い越したいときに加速が残っているのか、という部分かなと思います。
この記事では、スピード400の最高速の目安だけでなく、高速道路での巡航性能、中高速域の加速、高回転域での振動、風圧、ワインディングや街乗りでの扱いやすさまで詳しく見ていきます。
なお、最高速に関する走行は公道で試すものではありません。この記事で紹介する最高速は車両性能を知るための参考情報です。公道では道路標識や制限速度を守って走行してください。
記事のポイント
- トライアンフ スピード400の最高速はどれくらい?
- スピード400は高速道路を100〜120km/hで快適に走れる?
- トライアンフ スピード400の基本スペックを確認
- スピード400は最高速までの加速も速い?
- 最高速だけでは分からないスピード400の走行性能
- シチュエーション別にスピード400の走りを考える
- スピード400の高速走行で気をつけたいポイント
- スピード400が向いている人・向いていない人
- 購入前は最高速以外に維持面も確認しておこう
- スピード400へ乗り換えるなら今のバイクの価格も確認
- トライアンフ スピード400の最高速に関するよくある疑問
- まとめ|スピード400は最高速より「高速まで使える中速域」が魅力
トライアンフ スピード400の最高速はどれくらい?
スピード400の購入を検討するとき、「400ccだから最高速は140km/hくらい?」「40PSあるなら160km/h以上出る?」と予想したくなりますよね。
ただし、最高出力だけを見て最高速を正確に計算することはできません。最終的な速度にはギア比、空気抵抗、ライダーの体格や姿勢、路面勾配、風向き、タイヤ、車両の状態など、さまざまな条件が関係するからです。
そのため、まず「公式値」と「実走レビュー」を分けて考えるのが大切です。
公式には最高速を公表していない
トライアンフの公式スペックを見ると、スピード400は398.15ccの水冷単気筒DOHC4バルブエンジンを搭載しています。
最高出力は40PS(29.4kW)/8,000rpm、最大トルクは37.5Nm/6,500rpmです。トランスミッションは6速となっています。
しかし、公式スペック表には最高速度の記載がありません。そのため、「スピード400のメーカー公称最高速は○○km/h」と断定することはできません。
ここは最高速を調べている人ほど注意しておきたいところです。ネット上では160km/h、165km/h、170km/hなどさまざまな数字が見つかりますが、それぞれ測定条件や表示方法が異なる可能性があります。
実走レビューではメーター表示約170km/hの例がある
一つの参考になるのが、海外メディアAutocar Indiaによるスピード400の実走レビューです。同レビューでは、十分なスペースがある状況で加速させると、リミッターに達する前にスピードメーター上で約170km/hを示したと報告されています。
参考:Autocar India「Triumph Speed 400 review」
この結果を見ると、スピード400には400ccクラスとして十分な高速性能があると考えてよさそうです。
ただし、大事なのでもう一度触れておくと、約170km/hというのはそのレビューにおけるメーター表示です。
車両のスピードメーター表示と実際の速度には差が生じる場合があります。したがって、この記事では「スピード400の実速最高速は170km/h」と断定せず、メーター表示では160km/h台後半から約170km/hに達する実走例があるという位置付けで紹介します。
最高速は条件によって変わる
同じスピード400でも、誰が乗っても同じ最高速になるわけではありません。
- ライダーの体重
- ライディングフォーム
- 向かい風・追い風
- 上り坂・下り坂
- タイヤの状態や空気圧
- チェーンやエンジンのコンディション
- 装着しているスクリーンや荷物
特にスピード400のようなカウルのないネイキッドタイプでは、速度が上がるほど空気抵抗の影響が大きくなります。
最高速付近になるとエンジンの出力だけではなく、ライダー自身が受ける風や姿勢の違いまで結果に影響します。このため「最高速は○○km/h」と1km/h単位で考えるより、「160km/h台のメーター表示まで狙えるだけの性能がある」と見る方が現実的でしょう。
スピード400は高速道路を100〜120km/hで快適に走れる?
最高速が気になっている人でも、実際に購入した後に使う速度域は100km/h前後が中心ですよね。
そこで重要なのが、「最高速が何km/hか」より「高速道路で普通に使う速度にどれくらい余裕があるか」です。
この点では、スピード400はかなり期待できる400ccモデルです。
100km/h巡航は十分に狙える性能
最高出力40PSのスピード400にとって、100km/hは最高速付近ではありません。
もちろん、大排気量の2気筒や4気筒モデルのように「エンジンがほとんど頑張っている感じがしない」というタイプではありません。ただ、100km/h付近で高速道路を巡航すること自体は、スピード400の性能から考えて無理のある使い方ではないでしょう。
むしろスピード400の魅力は、排気量を必要以上に大きくせず、高速道路までカバーできるところにあります。
街中では車体の軽さを活かしやすく、ツーリングに出れば高速道路にも乗れる。400ccロードスターを選ぶ人が求めるバランスに近いですね。
120km/h区間でも加速の余裕がある
さらに注目したいのが120km/h付近です。
WEBヤングマシンによる国内試乗では、スピード400について新東名で使う120km/hまで一気に加速でき、その際のエンジン回転数はおよそ7,000rpmとされています。さらに、その速度域から追い越し加速する余裕もあると評価されています。
参考:WEBヤングマシン「スピード400/スクランブラー400X試乗比較」
日本でスピード400に乗ることを考えるなら、最高速170km/hという情報より、こちらの方が実用的な判断材料になるかもしれません。
120km/h付近までしっかり加速でき、さらに加速力が残っているのであれば、一般的な高速道路の流れに乗るだけでエンジン性能を使い切ってしまうわけではないからです。
つまり、「400cc単気筒だと高速道路でずっと全開に近くなるのでは?」と心配している人は、そこまで神経質にならなくてもよさそうです。
高速道路では最高速より風圧の方が気になる可能性も
一方、高速道路を長時間走るならエンジン性能とは別に考えておきたいポイントがあります。
それが風圧です。
スピード400はフルカウルスポーツや大型ツアラーではなく、シンプルなロードスターです。大きなウインドスクリーンで上半身を覆う設計ではありません。
そのため100km/hを超える速度で長時間走ると、エンジンより先にライダー側が風に疲れてくる可能性があります。
ここは「最高速が高いバイクなら高速道路もすべて快適」と考えない方がいい部分ですね。
高速道路を使った長距離ツーリングが多い人なら、純正アクセサリーなどのスクリーンを検討する価値があります。一方で、高速道路は目的地までの移動として利用し、その後の一般道やワインディングを楽しみたい人なら、スピード400の軽快さはかなり魅力的です。
高回転域では単気筒らしい振動も考えておきたい
もう一つ、高速巡航で確認しておきたいのが振動です。
398cc単気筒という構成上、多気筒エンジンとまったく同じフィーリングにはなりません。
Autocar Indiaの試乗レビューでは、日常走行では比較的スムーズなエンジンとして評価されている一方、約7,000rpmから上では接触部分に振動が増え、高回転になるほど目立つとされています。
これは「高速道路では使えない」という意味ではありません。120km/h付近まで十分な性能がありますが、常に高回転を維持する走り方と、100km/h前後を中心に余裕を持って巡航する走り方では疲労感も変わってくる、ということです。
高速道路を何時間も走り続ける人は、試乗時にエンジン性能だけでなく、ハンドルやステップ、シートに伝わる振動も確認しておくと失敗しにくいですよ。
トライアンフ スピード400の基本スペックを確認
最高速や高速巡航性能を理解するために、スピード400の基本スペックも確認しておきましょう。
| 項目 | スピード400 |
|---|---|
| エンジン | 水冷単気筒DOHC4バルブ |
| 排気量 | 398.15cc |
| ボア×ストローク | 89.0mm×64.0mm |
| 圧縮比 | 12:1 |
| 最高出力 | 40PS(29.4kW)/8,000rpm |
| 最大トルク | 37.5Nm/6,500rpm |
| トランスミッション | 6速 |
| シート高 | 790mm |
| ホイールベース | 1,377mm |
| 車体重量 | 170kg |
| 燃料タンク容量 | 13L |
| フロントサスペンション | 43mm径倒立式ビッグピストンフォーク、トラベル140mm |
| リアサスペンション | ガスモノショックRSU、プリロード調整、トラベル130mm |
| フロントブレーキ | 300mm固定ディスク、4ピストンラジアルキャリパー、ABS |
| リアブレーキ | 230mm固定ディスク、フローティングキャリパー、ABS |
400ccクラスとして見ると、40PSという出力と170kgの車体重量を組み合わせているのがポイントです。
単純に最高出力だけを見ると猛烈なハイパワーマシンではありません。しかし、日常で扱いやすい重量と必要十分なパワーを組み合わせることで、低中速から高速道路まで広く使える性格になっています。
スピード400は最高速までの加速も速い?
最高速と同時に気になるのが、「そこまでどのように加速していくのか」ですよね。
スピード400は、最高速だけを狙って高回転まで引っ張るタイプというより、普段よく使う中速域から気持ちよく加速できることが大きな特徴です。
4,000rpm付近から元気になる中速域が魅力
スピード400の最大トルク37.5Nmは6,500rpmで発生します。
海外の実走レビューでも、4,000rpm付近からエンジンが元気になり、中速域で力強く前へ出る特性が評価されています。
これは街中やワインディングだけでなく、高速道路の合流や追い越しでも使いやすい特性です。
最高速だけが高くても、普段使う速度から加速するたびに何度もシフトダウンが必要だと疲れてしまいます。その点、スピード400は中速域からアクセルを開けたときの反応を楽しみやすいバイクと言えそうです。
最高出力は8,000rpmで発生
さらに回転を上げると、8,000rpmで最高出力40PSを発生します。
つまり、6,500rpm付近で最大トルクを迎えて終わるのではなく、そこから8,000rpmに向けても出力が伸びていきます。
国内試乗で120km/h付近からさらに加速する余裕が評価されているのも、この出力特性と関係していると考えられます。
一方で、高回転まで回し続けると単気筒らしい振動も増えてきます。そのため、実際のツーリングでは常に最高出力付近まで回すというより、中速域の力を利用してテンポよく走る方がスピード400らしい楽しみ方かもしれません。
電子制御スロットルで扱いやすさも重視
スピード400はボッシュ製電子燃料噴射と電子制御スロットルを採用しています。
電子制御スロットルは、アクセル操作を電気信号としてエンジン側へ伝える方式です。単純に最高速を高くするための装備ではありませんが、ライダーの操作に対して出力をコントロールしやすくする重要な部分です。
特にワインディングでは、コーナー出口でアクセルを少しずつ開けていく場面があります。こうした細かな操作に対するレスポンスの良さは、「40PSある」という数字以上にライダーが体感しやすい部分でしょう。
KTM 390系のような高回転型とは少し違う
スピード400は、同じような排気量のKTM 390系と比較されることもあります。
ただ、両車を単純に最高速だけで比較するのは少しもったいないです。
Autocar Indiaによる比較では、スピード400は高回転で一気に盛り上がるタイプというより、中速域から扱いやすく力を取り出しやすい特性として評価されています。また、同メディアのテストでは、特定条件におけるギア固定での加速でスピード400の強さも確認されています。
信号から毎回全開加速したり、最高速を狙ったりする乗り方よりも、「前の車を抜きたい」「コーナーを抜けて加速したい」「高速道路へ合流したい」といった日常的な場面でパワーを引き出しやすいのがスピード400の良さです。
最高速だけでは分からないスピード400の走行性能
ここからは、原点に戻って「スピード400はどんな場面で楽しいのか」を見ていきましょう。
最高速160km/h台後半という可能性があったとしても、日常でそこまで出す機会はありません。むしろ170kgの車体、中速域のトルク、コンパクトなホイールベースなどを活かせる速度域の方が、このバイクを購入した後は圧倒的に長く付き合うことになります。
170kgの車体で街乗りでも扱いやすい
トライアンフ公式によるスピード400の車体重量は170kgです。
大型のトライアンフから乗り換えると、押し引きや低速での取り回しがかなり身近に感じられるサイズですね。
もちろん170kgが誰にとっても「絶対に軽い」とは言い切れません。ただ、398ccのロードスターとして見ると扱いやすさを期待しやすい重量です。
シート高も790mmに抑えられています。足つきには身長だけでなく股下やシート幅も影響しますが、購入前に不安がある人でも実車で確認しやすい設定でしょう。
ホイールベース1,377mmでワインディングも楽しみやすい
ホイールベースは1,377mmです。
フロントには43mm径の倒立式ビッグピストンフォーク、リアにはプリロード調整可能なガスモノショックを採用しています。
こうした車体構成と170kgの重量を組み合わせているため、直線で最高速を狙うだけのバイクではなく、コーナーが続く道で向きを変えながら走る楽しさも期待できます。
ワインディングでは絶対的な最高速より、「減速して曲がり、再び加速する」という動作を何度も繰り返します。
ここでは4,000rpm付近から使いやすい中速域のパワーと、コンパクトな車体の組み合わせが生きてきます。
ABSとトラクションコントロールを標準装備
安全装備では、ABSと切替式トラクションコントロールが標準装備されています。
フロントブレーキは300mm固定ディスクと4ピストンラジアルキャリパー、リアは230mm固定ディスクとフローティングキャリパーの組み合わせです。
ABSは強いブレーキングなどでタイヤがロックするリスクを抑えるための装備です。
トラクションコントロールは、後輪の駆動状態を制御する機能で、スピード400では切替式となっています。
もちろん、こうした電子制御があるから速度を上げても安全という意味ではありません。しかし、400ccクラスで街乗りから高速道路、ツーリングまで使いたい人にとって、安心材料の一つになります。
シチュエーション別にスピード400の走りを考える
街乗り|最高速より軽さとトルクが効く
街中では当然ながら最高速を使う場面はありません。
むしろ重要なのは、信号からの発進、低速での取り回し、右左折、狭い場所でのUターンなどです。
スピード400は170kgの車体と790mmのシート高を採用しているため、「トライアンフに乗りたいけれど、大型モデルの重量には少し抵抗がある」という人にも検討しやすいモデルです。
トルクアシストクラッチも採用されているため、渋滞の多い場所でクラッチ操作を繰り返す場面にも配慮されています。
最高速だけを見るとスポーティな印象になりますが、実際には日常で付き合いやすい方向にもかなり力が入っています。
ワインディング|中速域からの加速が楽しい
スピード400の魅力を感じやすいのは、個人的には最高速を狙う直線より、ワインディングのように加減速を繰り返す場面ではないかなと思います。
これは私が実際にスピード400を所有したという意味ではなく、公式スペックと各試乗レビューから見える車両特性としての話です。
4,000rpm付近から力が出て、6,500rpmで最大トルク、8,000rpmで最高出力を迎えるため、コーナー出口からアクセルを開けたときにパワーを使いやすい構成です。
大型バイクのように少しアクセルを開けただけで速度が上がりすぎるタイプではないので、適切な速度の範囲でエンジンを使う楽しさも味わいやすいでしょう。
高速道路|100〜120km/hを使える余裕が魅力
高速道路では、スピード400の40PSを活かせます。
国内試乗でも120km/hまで余裕を持って加速できることが確認されているため、「400cc単気筒だから高速道路は苦手」と決めつける必要はなさそうです。
合流時に速度を合わせる、前方の車両との距離を調整する、必要に応じて追い越し加速する、といった高速道路で求められる基本的な動力性能は期待できます。
ただし、高速道路を何時間も連続して走る場合は、最高速より風圧や振動、シートとの相性の方が疲労につながりやすくなります。
高速道路中心で年間何千kmもツーリングする人なら、試乗するときに100km/h巡航を想定した姿勢やスクリーンの必要性まで考えておきたいですね。
長距離ツーリング|13LタンクとUSB Type-Cも便利
スピード400の燃料タンク容量は13Lです。
実際の航続距離は道路状況、速度、積載量、運転方法などで変化するため一概には言えませんが、街乗りだけを前提とした小容量タンクではありません。
また、現行の公式情報ではUSB Type-Cポートも装備されています。スマートフォンやナビを利用してツーリングする人には便利な装備です。
さらに純正アクセサリーも用意されているため、高速道路を多く使うならスクリーン、長距離なら積載関係など、自分の用途に合わせて調整できます。
スピード400の高速走行で気をつけたいポイント
ここまで読むと「最高速も十分だし、高速道路も問題なさそう」と感じるかもしれません。
実際、動力性能には余裕があります。ただし、高速道路を快適に走れるかどうかは最高出力だけでは決まりません。
最高速付近を基準にバイクを選ばない
購入前に最も避けたいのは、「170km/h近く出るなら高速道路も完璧」と最高速だけで判断することです。
公道で最高速を試す必要はありませんし、日常的なツーリングでは最高速付近の性能を使う機会もありません。
それよりも、あなたが普段利用する100km/h前後で振動が気にならないか、追い越し加速に不満がないか、走行風に耐えられるか、ポジションが合っているかを確認する方が大切です。
タンデムや積載では一人乗りと感覚が変わる
タンデムやキャンプ道具を積載した状態では、一人で何も積んでいない状態より総重量が増えます。
最高速だけでなく、加速、ブレーキング、サスペンションの動きも変わるため、普段から二人乗りする人は一人乗りの試乗インプレだけで判断しない方がいいでしょう。
リアサスペンションにはプリロード調整機構があるので、積載状態に応じた調整も検討したいところです。
スクリーン追加で高速道路の印象が変わることも
ネイキッドモデルの場合、スクリーンの有無によって高速道路での疲労感が変わる可能性があります。
ただし、大きければ必ず快適になるわけではありません。スクリーンの高さや形によっては、風がヘルメット周辺に当たって乱流を感じることもあります。
高速道路を多用する予定なら、見た目だけで選ばず、自分の身長や乗車姿勢も考えながら選ぶのがおすすめです。
スピード400が向いている人・向いていない人
スピード400が向いている人
- 街乗りとツーリングを1台で楽しみたい人
- 高速道路にも無理なく乗れる400ccを探している人
- 大型バイクほどの重量やパワーは必要ない人
- クラシカルなデザインと現代的な装備を両立したい人
- 最高速より中速域の加速やワインディングを楽しみたい人
- 初めてトライアンフを検討している人
このような人には、スピード400のバランスはかなり魅力的です。
特に「250ccでは高速道路の余裕が少し不安。でも600〜900ccクラスまでは必要ない」という人にとって、候補になりやすい排気量です。
別のバイクも検討した方がよい人
- 高速道路を長時間・長距離走ることが最優先の人
- 高速巡航時の振動をできる限り少なくしたい人
- 強力なウインドプロテクションを標準で求める人
- サーキットで絶対的な最高速を追求したい人
- 大型バイクらしい圧倒的な加速を求めている人
この場合は、排気量の大きい2気筒・3気筒・4気筒モデルや、カウルを備えたツーリング向けモデルと比較した方が満足しやすいでしょう。
スピード400は最高速競争をするためのマシンというより、40PSを普段の道路で使いながら軽快に走ることに魅力があるモデルです。
購入前は最高速以外に維持面も確認しておこう
スピード400が気になってくると、最高速や加速性能だけでなく、「トライアンフって故障は大丈夫?」「輸入車だから維持が大変では?」という部分も気になってきますよね。
このあたりは最高速とは別の話なので、購入を具体的に考えている人は関連記事も確認してみてください。
また、スペック表だけでは乗車姿勢、振動、足つき、クラッチの感触までは判断できません。
スピード400は数値上の性能がかなり魅力的ですが、最終的には正規販売店などで実車を確認し、可能なら試乗して決めるのが一番です。
特に高速道路での使用を重視するなら、「最高速170km/h近く」という数字ではなく、自分が普段使う速度を想定して乗車姿勢や振動をチェックしてみてください。
スピード400へ乗り換えるなら今のバイクの価格も確認
すでにバイクを所有していて、スピード400への乗り換えを考えているなら、購入前に今の愛車がいくらになるのか確認しておくと予算を組みやすくなります。
ディーラーの下取りだけで決める方法もありますが、買取価格は店舗によって差が出ることがあります。特に乗り換えでは、「新しいバイクをいくら値引きしてもらえるか」だけでなく、「今のバイクをいくらで売れるか」も実質的な負担額に関わってきます。
CTNバイク一括査定は、スマートフォンなどから申し込み、最大10社の査定額を比較できるオンライン型のバイク一括査定サービスです。公式サイトでは訪問査定なしで進められ、提示された査定額を比較して売却先を選べる仕組みが案内されています。
「まだスピード400を買うか決めていないけれど、今のバイクがいくらになるかは知っておきたい」という段階でも、乗り換え予算を考える材料になります。
逆に、現在のバイクを売る予定がない人や、すでに売却先を決めている人なら無理に利用する必要はありません。必要な人だけ選択肢として確認してみてください。
サービス内容の確認:CTNバイク一括査定 公式サイト
トライアンフ スピード400の最高速に関するよくある疑問
スピード400の最高速は165km/hですか?
165km/hという数字を見かけることがありますが、トライアンフが公式に最高速165km/hと発表しているわけではありません。
海外の実走レビューではメーター表示で約170km/hまで達した例があります。このため160km/h台の表示は十分あり得る範囲と考えられますが、メーター表示と実速度は分けて考える必要があります。
最高速170km/hは実速度ですか?
今回確認できた信頼性の高いレビューにある約170km/hは、スピードメーター上の表示です。
そのため、実速度がそのまま170km/hだったとは断定できません。最高速を比較するときは、メーター読みなのかGPS測定なのか、測定方法まで確認することが大切です。
100km/h巡航はできますか?
100km/hはスピード400の最高速付近ではなく、動力性能としては十分対応できる速度域です。
国内試乗では120km/h付近まで加速し、その速度からさらに追い越し加速する余裕も評価されています。
ただし、高速道路での快適性には風圧、振動、ライダーの体格なども影響します。
120km/h区間でも大丈夫ですか?
走行が認められている120km/h区間においても、エンジン性能の面では対応できると考えられます。
国内試乗記事では120km/h時に約7,000rpmで、さらに加速できる余裕があると報告されています。
ただし、7,000rpm以上になると振動が増えるという海外レビューもあるため、長時間120km/hで巡航した際の快適性については実際に試乗して感覚を確かめたいところです。
高速道路では6速で走ればいいですか?
巡航では6速を使う場面が中心になりますが、追い越しや上り坂などで素早い加速が必要な場合は、状況に応じてシフトダウンした方がエンジンの力を使いやすくなります。
無理に高いギアのままアクセルを大きく開けるより、エンジン回転数と道路状況に合わせて適切なギアを選ぶ方が自然です。
スピード400は初心者でも乗れますか?
最高出力40PSがあるため、アクセルを雑に扱っていいバイクではありません。
一方、車体重量170kg、シート高790mm、トルクアシストクラッチ、ABS、切替式トラクションコントロールなど、扱いやすさを意識した構成になっています。
初めてのバイクとして検討する場合でも候補にはできますが、体格や経験には個人差があります。実際にまたがり、できれば試乗して、自分に扱えるか確認するのがおすすめです。
最高速を上げるためにカスタムする必要はありますか?
通常の公道走行を目的とするなら、最高速を上げるためだけのカスタムをする必要性は低いでしょう。
スピード400は標準状態でも100〜120km/hの高速巡航に対応できる性能があります。
最高速を上げる目的でギア比や吸排気、ECUなどを変更すると、低中速の扱いやすさ、騒音、排出ガス、保証、耐久性、保安基準など別の問題が出る可能性があります。
ツーリング目的なら、最高速アップよりスクリーン、積載、グリップヒーターなど快適性を高める装備へ予算を使った方が満足度は高くなるかもしれません。
まとめ|スピード400は最高速より「高速まで使える中速域」が魅力
トライアンフ スピード400の最高速について調べると、165km/hや170km/hといった数字が出てきます。
しかし、トライアンフ公式は最高速度を公表していません。
現時点で確認できる実走レビューでは、十分な直線でメーター表示が約170km/hまで到達した例があります。ただし、これは実速度を保証する数字ではありません。
購入検討で重要なのは、この約170km/hという最高速の数字そのものではなく、普段使う速度域にどれだけ余裕があるかです。
国内試乗では120km/h付近でも約7,000rpmで、そこからさらに追い越し加速できる余裕が評価されています。
つまり、スピード400は「400cc単気筒だから高速道路ではいっぱいいっぱい」というタイプではなさそうです。
一方で、カウルのないロードスターなので速度が上がれば走行風は強くなります。また、高回転域では単気筒らしい振動も増える傾向があります。
高速道路を頻繁に使うなら、この2点は購入前に確認しておきたいポイントです。
総括:トライアンフ スピード400の最高速と高速道路性能
- 最高速は公式非公表:トライアンフ公式スペックには最高速度の記載がありません。
- 約170km/hの実走例:海外レビューではリミッター前にメーター表示で約170km/hまで確認された例があります。
- 実速度との区別が必要:メーター表示とGPSなどで測定する実速度には差が生じる可能性があるため、「実速170km/h」とは断定できません。
- 398.15cc単気筒:最高出力40PS/8,000rpm、最大トルク37.5Nm/6,500rpmを発揮します。
- 120km/hにも対応できる性能:国内試乗では120km/h付近でも約7,000rpmで、そこから追い越し加速する余裕が評価されています。
- 中速域が魅力:4,000rpm付近から力強さが増す特性で、街中、高速道路への合流、ワインディングで扱いやすいエンジンです。
- 高速域では振動も確認:海外レビューでは約7,000rpm以降で振動が増える傾向が報告されています。
- 風圧には注意:大きなカウルを持たないロードスターなので、高速道路ではエンジン性能より走行風が疲労につながる場合があります。
- 車体重量170kg:大型モデルと比べても取り回しやすく、街乗りからツーリングまで幅広く使いやすいサイズです。
- シート高790mm:比較的低めの設定ですが、足つきには体格差があるので実車確認がおすすめです。
- 安全装備も充実:ABS、切替式トラクションコントロール、電子制御スロットル、トルクアシストクラッチなどを採用しています。
- 街乗りにも向く:最高速だけを狙うバイクではなく、中速域のトルクと軽快な車体を日常でも活かせます。
- ワインディングも楽しみやすい:1,377mmのホイールベースと倒立フォーク、中速域の出力特性を組み合わせています。
- 購入判断は試乗がおすすめ:最高速の数字だけでは振動、風圧、足つき、ポジションまでは分からないため、実車確認が重要です。
スピード400は、最高速だけを競うようなバイクではありません。
むしろ、街中では扱いやすく、ワインディングではエンジンを使って走る楽しさがあり、高速道路に乗れば100〜120km/hまでしっかり対応できる。この守備範囲の広さこそ、大きな魅力です。
「大排気量までは必要ない。でも高速道路で余裕のあるバイクには乗りたい」「軽快なバイクでツーリングやワインディングを楽しみたい」というあなたなら、スピード400は一度実車を確認してみる価値があると思いますよ。





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