
「トライアンフに乗ってみたいけれど、外国車だから故障が多そう」「国産バイクより維持が大変なのでは?」と迷っていませんか。
デザインや3気筒エンジンなどに惹かれていても、購入後に修理ばかりでは困りますよね。特に中古のボンネビル、ストリートトリプル、スピードトリプル、タイガーなどを検討している人にとって、故障リスクは無視できないポイントです。
ただし、最初に押さえておきたいのは、「トライアンフだから一律に故障が多い」とは判断できないことです。同じトライアンフでも、車種や年式、走行距離、保管環境、過去の整備状態によってコンディションは大きく変わります。
むしろ中古車では、ブランド名だけで壊れやすさを判断するより、「どこを確認すれば故障リスクを減らせるのか」を知っておくことが重要です。
この記事では、トライアンフで気を付けたい故障・不具合の症状、現行車と旧型車で違うチェックポイント、メンテナンスの考え方、中古車選び、故障してしまった場合の対応までまとめました。
購入するか迷っているあなたが、「結局トライアンフを選んでも大丈夫なのか」を判断できるところまで解説していきます。
「そもそもトライアンフは壊れやすいのか?」という評判そのものを詳しく確認したい方は、こちらの記事も参考になります。
記事のポイント
- トライアンフだから故障が多いとは一律に判断できない
- 電装、冷却、オイル漏れなどは症状ごとに原因を切り分けて考える
- 現行車と年数が経過した中古車では注意すべきポイントが違う
- 中古車では走行距離だけでなく整備履歴や冷間始動を確認する
- VINから公式サイトでリコール対象を確認できる
- 故障時には修理費と車両価値を比較し、売却も選択肢に入れる
- トライアンフは故障が多い?まず知っておきたい結論
- トライアンフで故障が心配されやすい症状と確認ポイント
- 新しいトライアンフと旧型では故障の考え方が違う
- トライアンフの耐久性を保つにはメンテナンスが重要
- リコールと保証を確認すれば故障への不安を減らせる
- ネットの「トライアンフ故障体験談」はどう読めばいい?
- 中古トライアンフを買う前に確認したい10項目
- トライアンフが故障したら乗り続けても大丈夫?
- トライアンフの修理費が高いときは「直すか売るか」を比較する
- 長期間所有するときの維持費は「故障代」だけで考えない
- 故障とは別に盗難対策も考えておく
- トライアンフを選ぶ前に確認したいポイント
- トライアンフの故障でよくある疑問
- 総括:トライアンフの故障が心配なら「評判」より車両状態を見る
トライアンフは故障が多い?まず知っておきたい結論

トライアンフの故障について調べると、「壊れやすい」「昔より信頼性が上がった」「特に問題なく乗れている」など、かなり異なる意見が出てきます。
ここで気を付けたいのが、ネット上の個別事例だけからブランド全体の故障率を判断しないことです。
故障した人はその経験を書き込みやすい一方、何事もなく乗っている人はわざわざ「今日も壊れませんでした」と投稿しないこともあります。反対に、数台問題なく乗れた経験だけで「絶対に壊れない」と判断することもできません。
そのため私は、トライアンフを検討するときはブランド全体のイメージよりも、「車種」「年式」「走行距離」「整備履歴」「保管状態」の5つを優先して見るのが現実的だと考えます。
「外国車だから故障する」と決めつける必要はない
トライアンフは英国ブランドですが、現在販売されているモデルには電子制御、ABS、トラクションコントロール、燃料噴射など、現代的な装備が幅広く採用されています。
一方で、電子制御が増えたことで、昔のシンプルなバイクとは故障時の考え方が変わりました。
例えばエンジン警告灯が点灯したとき、原因が単純な部品の摩耗とは限りません。センサー、電圧、配線、電子制御、燃料系など複数の要因を確認する必要があり、診断機によるチェックが必要になる場合もあります。
つまり「壊れやすい」というよりも、「不具合が起きたときに自宅で原因を特定しにくいケースがある」と考えた方が近いでしょう。
故障リスクは年式と整備状態で大きく変わる
中古のトライアンフを検討するとき、走行距離だけを気にする人は多いです。しかし、低走行だから安心とも限りません。
年数が経過しているのにほとんど走っていない車両では、バッテリー、タイヤ、ホース、シール類などが時間によって劣化している可能性があります。
反対に、ある程度距離を走っていても、定期点検やオイル交換が行われ、必要な消耗品が適切に交換されている車両なら、状態が良い場合もあります。
中古車選びでは「走行距離が少ない=故障しない」という単純な見方をしないことが大切です。
トライアンフで故障が心配されやすい症状と確認ポイント
トライアンフの故障を考えるときは、「何が壊れやすいか」と決めつけるより、実際に起きた症状から原因を切り分ける方が役立ちます。
| 症状 | まず確認したい部分 | 注意度 |
|---|---|---|
| セルが弱い・始動しない | バッテリー、端子、充電系、配線 | 早めに点検 |
| 警告灯が消えない | 電子制御、センサー、電圧など | 診断を推奨 |
| オイルがにじむ・垂れる | 漏れている位置と量 | 放置しない |
| 冷却水が減る | ホース、接続部、ラジエーター周辺 | 早急に点検 |
| 水温が異常に高い | 冷却水量、ファン作動など | 無理に走らない |
| ブレーキに違和感がある | パッド、ディスク、フルード、キャリパー | 走行継続を避ける |
バッテリー上がりや始動不良など電装系
「セルモーターの回り方が弱い」「しばらく乗らなかったらエンジンがかからない」といった症状では、まずバッテリーを疑うことになります。
ただし、新品バッテリーに交換すれば必ず解決するとは限りません。端子の緩み、配線、充電系など別の部分に原因がある可能性もあります。
特に電子制御の多いバイクは電圧低下によってさまざまな症状が出る場合があります。長期間乗らないことが多い人は、バッテリーの状態を定期的に確認しておくと安心です。
セルが弱い状態を何度も繰り返しているなら、「外国車だからこんなもの」と済ませず、一度きちんと原因を確認した方がいいでしょう。
オイル漏れ・オイルにじみは場所と量で判断する
エンジン周辺にオイルらしき汚れを見つけると、「やっぱりトライアンフは壊れやすいのでは」と不安になりますよね。
ただし、オイル漏れといっても程度はさまざまです。ごく薄いにじみなのか、駐車場所に滴が落ちるほどなのかによって緊急性も変わります。
重要なのは、自己判断で長期間放置しないことです。
漏れている位置によって原因も修理内容も異なります。オイル量が目に見えて減る、タイヤやブレーキ周辺まで油分が付着している、走行中に焦げたような臭いがする、といった状態なら無理に乗り続けない方が安全です。
冷却水漏れやオーバーヒートにも注意
水冷エンジンでは、冷却水の量や冷却ファンの作動状態も確認しておきたい部分です。
特に夏場の渋滞では走行風が少なくなるため、水温が上がりやすくなります。ただ、水温が上がっただけで直ちに故障とは言えません。ファンが正常に作動して水温が安定するケースもあります。
問題なのは、警告表示が出る、冷却水が明らかに減る、車体下に液体が落ちている、水温が下がらないといった状態です。
こうした症状があるなら、そのまま走行を続けるよりも販売店や整備工場へ相談しましょう。
ブレーキやサスペンションの違和感は「故障かも」で放置しない
足回りについては、「トライアンフ特有の故障」というより、バイク全般で定期点検が必要な部分として考えるのが適切です。
ブレーキパッドやフルード、タイヤ、サスペンションなどは走れば消耗します。
ブレーキレバーの感触が急に変わった、制動時に強い振動が出る、フォークから液体が漏れている、以前より車体の収まりが悪いといった変化を感じたら、早めに点検してください。
エンジンの不具合とは違って「一応走れるから」と先延ばしにしやすい部分ですが、安全に直結するので優先度は高めです。
エンジン警告灯が点いたときは自己判断で部品交換しない
現代のトライアンフにはさまざまな電子制御が使われています。
メーターに警告灯が表示された場合、見た目だけで原因を判断するのは難しいことがあります。
ネットで「この警告灯なら○○を交換すれば直る」という情報を見つけても、同じ症状が同じ原因とは限りません。無関係な部品を交換してしまえば、余計な出費になる可能性もあります。
取扱説明書で警告内容を確認したうえで、消えない場合や走行状態にも異常がある場合は、正規販売店などで診断してもらうのが確実です。
新しいトライアンフと旧型では故障の考え方が違う
原文では新作エンジンと旧型エンジンを分けていましたが、「新型だから壊れやすい」「古い設計だから頑丈」と一律に判断することはできません。
むしろ、世代によって注意すべきポイントが異なると考えた方がわかりやすいです。
現行モデルは電子制御が増えている
現行のトライアンフには、ABSやトラクションコントロール、ライディングモードなどを搭載するモデルがあります。
電子制御が充実していること自体は、安全性や乗りやすさにつながる大きなメリットです。
一方、何らかのエラーが発生したときには、昔のバイクより原因の切り分けが複雑になる場合があります。購入するなら、近くにトライアンフを診てもらえる販売店があるかも確認しておくと安心ですよ。
例えば現行のスピード400について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
トライアンフ「スピード400」の最高速は?高速道路も気持ちよく走れそう?
旧型車は年数による劣化を重視する
年式の古いトライアンフでは、エンジンそのものだけでなく「時間による劣化」を見る必要があります。
ゴムホース、シール、配線、コネクター、バッテリー、タイヤなどは、走行距離が少なくても経年変化します。
また、旧型車では必要な純正部品がすぐ入手できるかどうかも確認したいところです。これはトライアンフに限った話ではありませんが、生産終了から長期間経過した車両では、部品の取り寄せに時間がかかる可能性があります。
旧型車を選ぶなら車両価格だけを見るのではなく、「購入後に整備できる店があるか」「過去の整備記録が残っているか」まで含めて考えましょう。
トライアンフの耐久性を保つにはメンテナンスが重要

トライアンフを長く乗るなら、「故障してから直す」だけでなく、定期点検によって異常を早めに見つけることが大切です。
これは国産車でも輸入車でも基本は同じです。
現行の複数モデルは16,000kmまたは12か月が点検の目安
トライアンフ公式サイトを見ると、スピード400、スピードトリプル1200 RS、スピードツインシリーズ、タイガーシリーズなど、現行の複数モデルでサービス間隔として「16,000kmまたは12か月」と案内されています。
ただし、すべてのトライアンフ車に同じ条件が当てはまるとは限りません。年式やモデルによって指定内容が異なる可能性があるため、実際にはあなたの車両のオーナーズハンドブックを確認してください。
距離に達していなくても時間で点検時期が来る点には注意したいところです。
年間走行距離が少ない人ほど「まだ3,000kmしか走っていないから大丈夫」と考えがちですが、油脂類やゴム部品などは走行距離だけで状態が決まるわけではありません。
ゴム部品・ホース・シール類は経年劣化を見る
原文では「トライアンフはゴム部品が早期劣化しやすい」としていましたが、これはすべてのモデルについて一律に断定できる内容ではありません。
ただ、バイクのゴム部品やシール類が熱、紫外線、時間などによって劣化していくこと自体は珍しくありません。
中古のトライアンフを見るときは、ホースのひび、接続部分のにじみ、フォーク周辺の油分などを確認しておきましょう。
ガレージ保管だったか、屋外保管だったかによっても状態は変わります。車両本体の艶だけで判断せず、細かい部分を見た方が失敗しにくいですよ。
オイル・冷却水・チェーンなど基本整備を後回しにしない
輸入車だから特別な整備ばかり必要というわけではありません。エンジンオイル、冷却水、チェーン、タイヤ、ブレーキなど、バイクとして基本的な部分をきちんと管理することがまず重要です。
「調子が良いから点検しなくても大丈夫」と考えていると、小さな異常を見逃して修理範囲が広がることがあります。
特に中古で購入した直後は、前オーナーがいつ交換したのかわからない消耗品がないか確認しておくと安心です。
長期間乗らない場合はバッテリー管理も重要
週末しか乗らない、冬場はほとんど乗らないという人は、バッテリーの管理も意識しておきたいポイントです。
久しぶりに乗ろうとしてエンジンがかからないと、「ついに故障した」と焦ってしまいますが、原因が単純なバッテリー低下ということもあります。
乗らない期間が長いなら、保管方法も含めて販売店に相談しておくといいでしょう。
リコールと保証を確認すれば故障への不安を減らせる
トライアンフを購入するときにぜひ確認してほしいのが、リコールと保証です。
トライアンフ公式サイトにはリコール対象車を検索できるページが用意されており、17桁のVIN(車両識別番号)を入力して確認できます。
中古車を買う場合は、「リコールが出た車種だからダメ」と判断するのではなく、対象だった場合に必要な対策が実施されているかを確認することが重要です。
未実施なら、購入前に販売店へ確認しておきましょう。
新車は保証内容も確認しておく
トライアンフ公式の保証案内では、新車に走行距離無制限の保証が適用されることが案内されています。具体的な保証期間などは車両の保証登録証で確認する仕組みです。
また、保証を活用するためにも、推奨されている定期点検スケジュールに従って点検を受けることが案内されています。
なお、保証条件は車種や用途によって異なります。オフロード車など扱いが異なる車両もあるため、購入するモデルごとに最新条件を確認してください。
ネットの「トライアンフ故障体験談」はどう読めばいい?

購入前に口コミやオーナーのブログを調べること自体は、とても参考になります。
ただし、一つの故障事例を見つけただけで「この車種は全部壊れる」と考えないことが大切です。
車種・年式・走行距離まで確認する
同じ「ストリートトリプルが故障した」という内容でも、年式が違えば車両の仕様が異なる可能性があります。
さらに、走行距離やカスタム内容、整備履歴、使用環境まで違います。
口コミを見るなら、「トライアンフ」というブランド名だけでまとめず、自分が購入しようとしているモデル・年式まで合わせて確認する方が参考になります。
故障した事実と原因を分けて読む
例えば「エンジンがかからなかった」という投稿があっても、その原因がバッテリーなのか、配線なのか、燃料系なのかで話はまったく変わります。
「オーバーヒートした」という話についても、最終的な原因まで判明しているのかを確認したいところです。
症状だけを書いた投稿を、そのまま車種固有の欠陥だと受け取らないようにしましょう。
修理後の経過まで確認する
故障情報を見るときは「壊れた」で終わっている情報よりも、何が原因だったのか、どのように修理されたのか、その後再発したのかまで書かれている情報の方が参考になります。
購入前はどうしても悪い情報ばかり目につきますが、情報の量より質を見ることが大切です。
中古トライアンフを買う前に確認したい10項目
中古のトライアンフを買うなら、故障リスクを下げるために現車確認をできるだけ丁寧に行いましょう。
- エンジンが完全に冷えた状態から始動できるか
- セルモーターが弱々しくないか
- 始動後に警告灯が正常に消えるか
- エンジン周辺にオイルや冷却水の漏れがないか
- アイドリングが極端に不安定ではないか
- 異音や不自然な振動がないか
- フォークやリアサスペンションに漏れがないか
- 整備記録や点検記録が残っているか
- リコール対象の場合は対策済みか
- 購入後に整備を依頼できる販売店があるか
特に重要なのは冷間始動
中古車を見るときは、可能であればエンジンが冷えた状態から始動させてもらいましょう。
販売店へ着いた時点ですでにエンジンが温まっていると、冷間時だけ出る始動性の問題や音を確認できないことがあります。
もちろん、冷間始動だけで車両の良し悪しがすべてわかるわけではありません。それでも中古車確認の一項目としては役立ちます。
整備履歴は走行距離以上に確認したい
私なら、走行距離だけで2台を比較するよりも、整備履歴がきちんと確認できるかを重視します。
例えば「5,000kmしか走っていない10年以上前の車両」と「定期的に走られ、必要な整備を受けてきた車両」なら、走行距離だけを見て前者が必ず良いとは言えません。
点検記録簿、交換部品、直近の整備内容など、確認できる情報が多い車両の方が購入後の計画を立てやすいです。
カスタム車は純正状態からの変更内容を確認
トライアンフはカスタムを楽しんでいる車両も多いため、中古車では変更点も確認してください。
マフラーや電装品、ウインカー、フェンダーレスなどが変更されている場合は、施工状態や純正部品の有無も見ておきたいところです。
カスタムされていること自体が悪いわけではありません。しかし、原因不明の電装トラブルなどが発生したとき、純正状態からどこが変更されているのかわからないと原因特定に時間がかかる場合があります。
トライアンフが故障したら乗り続けても大丈夫?
故障らしき症状が出ても、「販売店までなら乗って行けるかな」と迷うことがあります。
ただ、安全に関係する症状では無理をしない方がいいです。
走行を中止した方がいい症状
- ブレーキの効きや感触に明らかな異常がある
- タイヤやホイールに損傷がある
- オイルや冷却水が大量に漏れている
- オーバーヒート警告が出ている
- エンジンから明らかな金属音がする
- ハンドルや足回りに強いガタつきがある
- 走行中にエンジン停止を繰り返す
こうした場合は、「あと数kmだから」と走らず、ロードサービスなどを利用する方が安心です。
故障箇所によっては走り続けたことで損傷範囲が広がり、修理費まで増えてしまう可能性があります。
トライアンフの修理費が高いときは「直すか売るか」を比較する
トライアンフを気に入っているなら、基本的にはきちんと修理して乗り続ける選択で問題ありません。
ただし、中古車で大きな故障が発生した場合は話が変わります。
修理見積もりが高額になったとき、車両の現在価値に対してどこまで修理費をかけるかは一度冷静に考えたいところです。
例えば、「今回修理しても近いうちに別の消耗品交換が続きそう」「欲しかった別モデルへの乗り換えも考えている」という状況なら、修理だけでなく現状のまま査定してもらう方法があります。
修理前に現状の査定額を知っておく方法もある
故障車だからといって、必ず修理してから売る必要があるとは限りません。
CTNバイク一括査定の公式サイトでは、事故車・故障車・不動車なども買取対象として案内されています。また、全国対応のオンライン買取で、最大10社から査定額を比較できる仕組みです。
そのため、「修理するか、乗り換えるか」で迷っている人は、まず現在の状態でいくらくらいになるのか確認し、修理見積もりと比較してから決める方法もあります。
逆に、まだ長く乗りたい車両なら、査定を急ぐ必要はありません。あくまで高額修理になったときの選択肢として考えるのがいいかなと思います。
長期間所有するときの維持費は「故障代」だけで考えない
トライアンフを長く所有するときは、突然の故障代だけを心配するのではなく、通常の維持費まで含めて考えることが重要です。
タイヤ、ブレーキ、オイル、チェーンなどは故障ではなく消耗による交換です。
この区別をしておかないと、バイクに必要な通常メンテナンスまで「またトライアンフが壊れた」と感じてしまうことがあります。
維持費を予測するなら購入前に見積もりを聞く
購入予定のモデルが決まっているなら、販売店で車検や定期点検、タイヤ交換などの目安を聞いておくと安心です。
部品価格や工賃は時期、車種、販売店、作業内容によって変わるため、「トライアンフなら年間○万円」と一律には決められません。
中古車では購入直後にタイヤやバッテリーなど複数の交換時期が重なることもあるので、車両価格ギリギリの予算で買わない方が余裕を持って楽しめます。
メンテナンスパックという選択肢もある
トライアンフでは、対象となる車両についてメンテナンス費用を前払いするメンテナンスパックも案内されています。
利用条件や対象期間などは変更される可能性があるため、購入時点の最新情報を正規販売店や公式サイトで確認してください。
故障とは別に盗難対策も考えておく
原文ではトライアンフについて「盗難リスクが高い」としていましたが、モデルごとの盗難率を示す根拠なしに一律に断定するのは避けた方がいいでしょう。
ただし、バイクを所有する以上、車種を問わず盗難への備えは必要です。
ロックを1つだけで終わらせない
自宅保管なら、車体のハンドルロックだけに頼らず、追加のロックを組み合わせる方法があります。
可能であれば固定物とつなぐ、バイクカバーで車種を見えにくくする、防犯カメラやセンサーライトを活用するなど、複数の対策を重ねる方が安心です。
盗難補償の条件は購入前に確認する
盗難補償や車両保険を検討する場合は、「盗難なら必ず購入価格が全額戻る」と思い込まないようにしてください。
補償額、免責、対象条件などは契約によって異なります。加入前に内容を確認し、自分の保管環境に合わせて判断しましょう。
トライアンフを選ぶ前に確認したいポイント
故障を必要以上に怖がるよりも、購入後に困りにくい条件を整えてから選ぶことが大切です。
近くに整備を依頼できる店舗があるか
私が輸入バイク選びで特に重要だと思うのが、車両そのものだけでなく「誰に診てもらうか」です。
気に入った車両が安く買えても、故障時に診断できる店舗が遠方しかなければ、不具合のたびに移動や陸送が必要になる可能性があります。
購入前に最寄りのトライアンフ正規販売店や、購入予定モデルの整備に対応できるショップを確認しておきましょう。
使い方に合ったモデルを選ぶ
トライアンフにはクラシック、ロードスター、アドベンチャー、スポーツなど幅広いモデルがあります。
見た目だけで選ぶのもバイクの楽しさですが、通勤中心なのか、長距離ツーリングなのか、峠を楽しみたいのかによって適したモデルは違います。
自分の用途に合わない車両を選ぶと、故障していなくても「重い」「熱い」「ポジションがつらい」といった不満につながる場合があります。
オフロード系のトライアンフについて興味がある方はこちらも参考にしてください。
トライアンフのダートトラッカー徹底解剖 – 新型TF250-Xでオフロードを極める
安さだけで中古車を選ばない
同じモデルなのに相場よりかなり安い車両を見つけると魅力的ですよね。
ただし、購入後にタイヤ、バッテリー、ブレーキ、車検整備などが一気に必要になれば、結果として高くつくことがあります。
車両本体価格だけで比較せず、納車整備の内容や保証、交換予定部品なども含めて総額で判断してください。
トライアンフの故障でよくある疑問
トライアンフは国産バイクより故障が多い?
ブランド全体を同じ条件で比較できる最新かつ公的な故障率データがない状態では、「国産車より何倍壊れやすい」といった断定はできません。
購入予定のモデル・年式について、リコール情報や整備履歴、実車状態を個別に確認する方が役立ちます。
新しいトライアンフなら故障しない?
新車であっても機械である以上、不具合の可能性をゼロにはできません。
ただし、新車なら保証を利用できる可能性があり、過去の整備履歴が不明という中古車特有の不安もありません。故障への不安がかなり強い人には、新車や保証付き認定中古車を検討する価値があります。
警告灯が点いたけれど普通に走れる場合は?
警告灯の種類によって対応が異なるため、まず取扱説明書を確認してください。
普通に走れるから安全とは限りません。警告表示が消えない場合や、エンジン、ブレーキなどにも異常を感じる場合は、自己判断で走行を続けず販売店へ相談しましょう。
トライアンフは正規ディーラーでしか整備できない?
すべての整備を正規販売店でしか行えないという意味ではありません。
ただ、電子制御の診断、保証に関係する作業、リコール対応などでは正規販売店への相談が適しているケースがあります。
購入前に、普段の消耗品交換を依頼する店と専門的な診断を依頼する店の両方をイメージしておくと安心です。
古いトライアンフを買っても大丈夫?
古いという理由だけで避ける必要はありませんが、年数相応の確認は必要です。
整備履歴、消耗品、ゴム部品、電装、部品供給、購入後に整備してくれる店舗などを確認し、購入後の修理予算にも余裕を持たせましょう。
総括:トライアンフの故障が心配なら「評判」より車両状態を見る
トライアンフについて検索すると「故障が多い」「壊れやすい」といった情報が出てきますが、ブランド名だけで購入を諦める必要はありません。
重要なのは、あなたが買おうとしている1台がどのような状態なのかです。
- トライアンフだから一律に故障が多いとは判断できない
- 車種、年式、走行距離、保管状態、整備履歴を合わせて確認する
- 始動不良ではバッテリーだけでなく充電系や配線も確認する
- オイルや冷却水の漏れは場所と量を確認し、放置しない
- ブレーキや足回りの異常は走行安全に関わるため早めに点検する
- 電子制御の警告は自己判断で部品交換せず診断を受ける
- 旧型車は走行距離だけでなく経年劣化にも注意する
- 現行の複数モデルでは16,000kmまたは12か月のサービス間隔が案内されている
- 実際の整備周期は車種ごとのオーナーズハンドブックを確認する
- 中古車では冷間始動や整備記録を確認する
- VINを使ってトライアンフ公式サイトからリコール対象を確認できる
- 近くに整備を依頼できる販売店があるか購入前に調べる
- ネット上の故障事例は車種・年式・原因まで確認して読む
- 高額修理になった場合は修理費と現在の査定額を比較する方法もある
トライアンフに惹かれているのに、「故障が怖い」という理由だけで諦めてしまうのは少しもったいないかなと思います。
その一方で、「憧れのトライアンフだから多少の状態不良は気にしない」と勢いだけで中古車を購入するのもおすすめできません。
気になる車両が見つかったら、整備履歴、冷間始動、液漏れ、警告灯、リコール、購入後の整備環境まで確認してみてください。
そのうえで状態に納得できる1台なら、故障を必要以上に恐れるより、必要なメンテナンスを続けながらトライアンフならではのバイクライフを楽しむ方がいいですよ。





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